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求人募集の応募増!?人手不足を解消するユニフォームの選び方

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はじめに

 どの業界でも「人材不足」が深刻な問題になりつつある昨今。
企業イメージを表現するユニフォームを活用し、人材不足を解消しようと動き出す企業が増えています。
求職者が自身の働く姿を想像する際、ユニフォームは企業イメージに大きく影響しており、職業を選ぶうえで重要なファクターになり得ます。
ユニフォームの持つ表現力を最大限に活かすことで、人材を確保することができるのです。

ユニフォーム効果で求人応募増? 

 たとえば、キャビンアテンダントの凛とした華やかなユニフォーム姿にあこがれを抱いた方もいるのではないでしょうか。働き方の多様化に合わせてユニフォームのあり方も変化してきていますが、ユニフォームへのあこがれは今でも至る所に存在しています。
人気アルバイト先であるスターバックスコーヒー。支給はエプロンのみですが、その一枚があこがれの対象となり、常に高い求人倍率を維持しています。もちろんユニフォームの効果だけではなくブランド戦略ありきとなりますが、あの緑色のエプロンが自分の働く姿を想像しやすくしているのではないでしょうか。
また、進学する高校を選ぶのに制服も考慮すると答えた高校生は全体の85.2%にも達するという調査結果もあります。※1
最近では医療関係でも服装の自由が取り入れられ、好みの白衣を着て働ける病院も増えてきています。気に入ったユニフォームを着るために勤務する病院を変える事もあるようです。
このように何かを決める際に“あこがれのユニフォーム”が与える求職活動への影響は決して少なくありません。

あこがれのユニフォームとは何か 

 ただ単にユニフォームを導入しても求職効果は望めません。あこがれるユニフォームの条件とは一体何でしょうか。実はこれには大きく2つの条件があります。

あこがれのユニフォーム条件1「好印象」

 1つは、着用者およびユニフォームへの好印象です。
着用者が笑顔でいきいき働く姿を見れば着用者に対して好感を抱くだけでなく、ユニフォームに対しても好印象を抱くのではないでしょうか。そのためには着ると笑顔になるデザイン性、着心地や安心感もまたあこがれを生み出すうえで大切なファクターとなります。
 仕事時間=ユニフォーム着用時間は1日のうち多くの時間を占めています。着心地、運動性、機能性はよいパフォーマンスを発揮するうえでとても重要です。しかし、現状のユニフォームを着用することが当たり前になっていると、不満や改善要望が出づらい傾向があります。
デザインが古すぎたり、動きにくかったり、不便だと感じることはありませんか?
ユニフォームは時代や働き方に合わせて進化してきています。
「着る人・見る人・着せる人」皆の視点で満足いくユニフォームが人を笑顔にするユニフォーム、あこがれのユニフォームとなり得るのです。

あこがれのユニフォーム条件2「ステイタス」

 もう1つは、「ステイタス」という共通点があります。誰もが着られる服ではなく特定の資格、条件、スキルを持ち合わせた人のみが着られる服に対してあこがれを抱く傾向があります。例えば医療用白衣、一般的に想像するのは医師免許を持ったドクターではないでしょうか。人を救う医師免許という資格と医療用白衣の組み合わせがあこがれを生み出しています。
 ご自身は人目に付く業種ではないのでどんなユニフォームでも構わないと思われた方はいませんか。ユニフォームへのあこがれは業種問わず、演出することができます。
特定のスキルを持つ人のユニフォームの一部に配色を施す、ワッペンを圧着する等ワンポイントの違いを持たせることで「ステイタス」を作る場合もあります。アルバイトが多い職場や新しいスタッフと会う機会が多い会社では役職を識別できるようにこういった仕組みを取り入れている企業は少なくありません。
目標を持てることで、社員のモチベーション・責任感・達成感ひいては定着率すなわち人材不足の解消につながっていきます。

さいごに

 ユニフォームを導入するにあたり、もっとも大切なのは「何のために」導入するかです。
機能性・デザイン性・企業イメージ・営業戦略…さまざまな理由があると思います。
何のためにユニフォーム導入に至ったか、何を目標にユニフォームを作り上げたか、コンセプトがしっかりしていると、ぶれずに企業イメージを表現することができます。そして、企業イメージや機能性をしっかり盛り込んだユニフォームは、仕事に興味を持っている人の“あこがれ”に、いま働いている人にとっては“誇り”になるのです。
ユニフォームはすぐに入れ替えられるものではありません。これからリニューアルを控えている、またはこれから導入を検討する企業様は、目的を明確にするところから始めてみてはいかがでしょうか。

参考
※1 「制服が学校選びに影響」https://resemom.jp/article/2014/08/18/19985.html